概要
AI関連でPythonを使いますが、私の使用ケースに、使いたいアプリケーション毎にバージョン依存がある場合が増えてきました。
これまでは、単一バージョンを使っていましたが、複数バージョン共存できるような形にしてみます。
下記を参考にさせていただきました。
Pythonのインストール
今回は複数のバージョンを共存させて使い分ける事を前提とした Python 3.10.8 のインストールを行って...
実際の作業
今回は3.10.8をインストールします。 私の環境では Cドライブに usr というディレクトリを作成しているので、その下に Python310 ディレクトリを作成します。
ここで、”Add Python to environment variables” については未チェックのままにしておきます。
最後の手順です。
cmd.exe のショートカットを作成します。 スタートメニューから cmd.exe の実体をたどり、右クリックで「ショートカットの作成」を行います。 (デスクトップに作成することになる)
ショートカットのプロパティを開きます。 「ショートカット」タブの「リンク先」の cmd.exe に続けてパスを指定するようにします。
cmd.exe へのショートカットのリンク先は下記のようになりました。
C:\Windows\System32\cmd.exe /k set path=C:\usr\Python310\;C:\usr\Python310\Scripts\;%PATH%
「作業フォルダー」も適切な場所を指定しておくとよいと思います。
実際には、私の環境では MSYS2 もインストールしており、こちらのバイナリにパスを通している為、パスを指定しない場合には MSYS2 のpython が実行されます。 上記記述では、Python310 のパスを最初に指定するようにしている為、Python310の方が優先されて実行されるようになります。 良いテクニックだと思います。