ASUS Chromebox 3 をUEFI起動マシンにして Ubuntu 22.04 をインストール

はじめに

おうちKubernetes amd64 ワーカー用マシンの候補) での検討に基づき、ASUS Chromebox 3 を入手しました。

Chromebox、Chromebookも通常のPCのようにUEFI Firmwareから起動すると思い込んでいたのですが、起動してみてからそうでは無いことに気付きました。。

ただ、最終的には Ubuntu 22.04 が UEFI Firmware から起動するマシンに仕立てることができました。

内容

https://mrchromebox.tech/

MrChromebox.tech (Custom coreboot firmware and firmware utilities for your Chromebook/Chromebox) にある情報、その他を参照し、下記の通り行いました。

  • Developer Mode に入る
  • シェルに入る
  • ChromeOS Firmware Utility Script を実行して UEFI Firmware を書き込む
  • USBブートにてUSBメモリーからUbuntuをインストール

こう見ると非常に簡単ですが、いろいろと試行錯誤して何度もやり直して最終的にここにたどり着きました。 なお、そのままではWrite Protectが設定されているため、これを解除する必要があります。

(実行する際にはあくまで自己責任でお願いします。)

手順

  • カバーを開け、所定のビスを外しておく
  • リカバリモードで起動(セキュリティロックの上のスイッチを細い針金等で押下しながら電源スイッチをON)
  • Ctrl + D を押下
    • このとき反応が無い場合は、キーボードの種類、接続が適切ではないと思われるので別のものを使用するなど対応する
  • 確認を促されるので、セキュリティロックの上のスイッチを細い針金等で押下
  • この後、自動的に何度か再起動して処理を行うのでしばらく待つ
  • 起動時にビープ音が必ず2回鳴るようになる
  • 元の画面とほぼ同じだが、Enable debugging features の選択が表示されるので、これをクリックする
  • 次の画面で Proceed
  • rootパスワードの設定を促されるので設定する(ここではrootとする)
  • 次の画面で OK
  • 同じ画面になるが、ここで Ctrl + Alt + F2 を押下でシェルに入ることができる
  • root / root でログイン

おわりに

せっかくかったマシンが文鎮化することにならなくて良かったです。

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