概要
Adobe Photoshop/Premiere Elements 付属の Organizer を写真管理に使っています。
使い続けている一つの理由は、これを使うことで iPhone の写真アプリにアルバムを転送できる、ということがあります。
3.0 (2005年) → 10 (2012年) → 15 (2017年) と使ってきましたが、今回、HEIF/HEVC のサポートが必要になったため、2024 にアップグレードしました。
Photoshop Elements 2024 & Premiere Elements 2024ではHEIFおよびHEVCはサポートされますか? はい。Windows、macOSのいずれでも、HEIF写真ファイルとHEVCビデオファイルを読み込み、編集することができます。HEVCを使用する場合は、Windowsで個別のライセンスが必要になります。
カタログについて
写真自体ではないのですが、写真の管理データは、カタログという形で保存されます。 ただし、iPhoneと同期する場合、この一時データがカタログディレクトリ内に変換して保存されるため、ストレージの容量を消費します。(私の環境では35GB)
カタログは既定ではCドライブに保存されますが、私のPC環境ではできるかぎりデータをDドライブに保存しているため、これまで、ずっとカタログの保存先をそちらに変更していました。
カタログの変換
Organizer 2024 を起動すると、画面の指示に従うことで自動的に以前のバージョンをカタログが変換できます。
カタログの保存先の移動
C:\ProgramData\Adobe\Elements Organizer\Catalogs に保存されていました。
アプリケーションを終了し、任意のディレクトリに移動します。(私は D:\data\appdata\Adobe\Catalogs2024\My Catalog となるように保存しました)
なお、ファイル移動中に「Elements Auto Creation というアプリケーションが dbファイルを使用中」とのことでコピーできなかったので、タスクマネージャーからこのバックグラウンドアプリを終了させました。
再度、Organizer 2024 を起動し、画面の指示にしたがって移動先のディレクトリを指定し、My Catalog を「開く」とすることで、移動が完了します。
iPhone へ HIEF 画像が転送されない!
Elements Organizer 2024 では HEIF画像(.HEIC)が管理できるようになりました。
しかし、アルバムに写真を登録しても、iPhone の写真アプリに同期されないことがわかりました。
また、HEVC(動画)についてはそもそもアルバムに登録できませんでした。
同じアルバムに登録されたJPG画像は転送されるので、HEIFには対応していないように見えます。
今後対応するのかどうか不明ですが、現時点では、iPhoneに保存されている写真・動画についてはiPhoneに残しておくのがよさそうです。 (PCにはバックアップとしてコピーしておく)
HEIC(HEIF) から JPG への変換
これまでの運用に合わせ、既に、PCに転送した画像と動画は、iPhoneから削除してしまいました。
仕方がないので、既に削除してしまった画像については、JPGに変換してiPhoneに再転送することにします。詳細については HEIC(HEIF) から JPG への変換 をご覧ください。